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2026.03.31

新しいトレンドの兆し?なぜ今、次世代の旅行者は「地方」を目指すのか。

初めての日本旅行を計画する際、多くの人は新宿のネオン、渋谷のスクランブル交差点、京都の歴史的な寺院といった「都市部の象徴的なスポット(アーバン・アイコン)」を巡る定番のルートを選びます。

しかし、私たちの最新データは、現代の初訪日客がもっと静かな環境を求めていることを示唆しています。

私たちが関西国際空港(KIX)で実施した調査によると、初めて日本を訪れる旅行者の約3分の2が、都市部よりも「地方の静けさ」を好むと回答しました。

これは、「日本の地方は2回目以降の旅行先である」という長年の常識を覆す結果です。隠れた名所を「次回のお楽しみ」にするのではなく、最近の旅行者たちは最初から地方へと飛び込んでいるのです。

なぜこの変化が起きているのでしょうか? それは、旅行哲学そのものが変化しているからかもしれません。昨今の旅行者は、次のような価値観を重視しています:

  • 「見せ物」ではなく「本物」を: 混雑した観光名所よりも、リアルな現地の暮らしに触れたいという欲求。
  • デジタル・デトックス: 都市部のハイテクな喧騒から離れ、五感でリラックスできる場としての日本の地方。
  • アクセスの向上: デジタルツールの進化により、初心者でも新幹線の沿線を超えてスムーズに移動できるようになったこと。

観光地やホスピタリティブランドにとって、これは「初訪日客」のプロファイルが進化していることを意味します。彼らは単に有名な場所を探しているのではなく、「心安らぐ場所」を探しているのです。

ぜひ皆さんの意見もお聞かせください: もし、初めて日本に来る旅行者に「都会の喧騒を忘れられる静かなスポット」を一つ勧めるなら、どこを選びますか?  

本記事は、2025年9月に関西国際空港にて実施された「訪日観光客調査:日本におけるAIへのニーズと期待」(有効回答数:訪日外国人273名、実施:株式会社アーティーズ)の結果に基づいています。